坂上英彦

ビジター産業に進路をとれ

-日本・都市再生への提言-
坂上英彦　編著　2000.03.17　日刊工業新聞社

ビジネスや観光などによる集客で都市の活性化を図る「ビジター産業」が注目を集めている。ビジター産業を日本経済また地域経済再生の戦略として提案。

祖先から受け継いだ私たちのまちは、捨てることはできません。グローバル化のなかで、故郷を忘れた活動は、危険をはらんでいます。多様で重層的な視点を持ち続ける必要があるでしょう。

> 自然と一体となった環境基盤づくり

> 百年の都市計画・地域計画

> ランドスケープの創造

> 地域経済の活性化

> サスティナブルプランニング(持続的成長)

> 地域マーケティング

> 芸術文化の伝統と革新(継承と発展)

> 町衆の志

> brand and personality profiling

静に生活を振り返ってみよう。得られない夢ではなく、既に私たちの手の中には、多くの資源があることに気付き、その大切さを再認識しなければならない。そして、私たちのまちづくりは、常にダイナミックに進化しているはずだ。

私たちは、現実から出発し、未来を切り拓いていかねばならない。観光とまちづくりを通して、デザインによる物語を創造していくことが求められている。

【未来への物語】

●2025年大阪・関西万博への戦略

●関西活性化ビジョンの構築

●京都の神秘の力を学ぶ

常に、多くの課題が投げかけられている。いくつかのキーになるプロジェクトを横断的に繋いで、総合的に解決策を描く力が必要。